白虎と生贄
皆さん、こんばんは。今年SS作品一発目は名無しさんからリクエストを受けた作品です。
内容は淫触果樹の復活の為に白虎が捧げられてしまう話です。ツエツエを追い、魔樹のもとまで来てしまった白虎。ツエツエは淫触果樹、復活に白虎を利用することを企てる。復活した淫触果樹の前に白虎は抵抗する術なく、苗床として選ばれてしまう。
触手が子宮や卵巣までをも侵蝕する描写等のリクエスト受けたのですが、私がいまいちピンと来ず、また「淫触果樹」という存在も活かしきれた自信がありませんが、読んで頂けたらと思います。
白虎と生贄
(…困ったわね……)
草木が鬱蒼と生い茂る富士の樹海の洞窟の中でツエツエはオルグに伝わる伝説の「淫触果樹」の巨木を発見した。見つけた当初は喜びに満ちたツエツエだったが、淫樹果樹を念入りに調べて解ったこと――それは淫樹果樹、復活の為には生け贄として女の乳蜜を捧げなくてはいなけいということだった。
そこは辺りを見回しても樹海の中の洞窟。生贄に捧げる手頃の女など何処にもいない。数々の作戦がことごとく失敗に終わったツエツエ。その数々の屈辱を晴らしたい…ツエツエ自身も女であり、自ら生贄になるかというほどツエツエは悩んでいた。だがそこに思いもよらぬ、うってつけの生贄が現れる。
「ハァッ…ハァッ…ツエツエ!こんな所で一体何をしているの!」
そこに現れたのは百獣戦隊ガオレンジャーの紅一点、ガオホワイトこと大河冴だった。彼女は街でツエツエを見かけるとこの場所まで一人、ずっと追ってきたのだった。
「フン、小娘!今あなたの相手をしている暇はないわ…」
ツエツエは小さな壷の中のエキスを地面に振り撒くとそこからオルゲットの集団が生まれる。その数、ざっと見積もって二十体近くいた。
「ガオアクセス、ハッ!サモンスピリットオブジアース!」
冴はGフォンを手に取るとガオホワイトへと変身する。白い強化スーツが体を覆い、白虎をモチーフとしたマスクが装着されるとガオホワイトの姿が現れた。ホワイトは仲間に連絡する間もなく、オルゲットの集団に強襲をかけられる。
「はっ!やあっ!」
次々と向かい来るオルゲットをホワイトは迎え撃つ。しかし倒れながらも直ぐに起き上がり再びホワイトに向かっていくオルゲット達。多勢を一人で相手にしているホワイトに疲れが見え始める。
(ううっ…オルゲットは弱いけど、こんなに多いと限がないわ……)
「うああっ!」
オルゲットの持つ棍棒がホワイトの腹部に直撃すると後方に吹っ飛んだ。ホワイトはすぐさま立ち上がるが、オルゲットの攻撃が追撃される。
「あっ、うああっっ!」
ホワイトの白いスーツの胸の膨らみの部分が少しずつ焦げ、黒く変色していく。胸を執拗に責められ、胸部を覆いながら戦うホワイト。そんな姿を見ていたツエツエはあることを思いつく。
「ハァッハァッ…こ、これで最後なんだから!」
ホワイトは疲れながらも最後のオルゲットを倒すとオルゲットは口から水を吹き出しながら消え去った。何とかオルゲットを殲滅したホワイト。だが突如体は漆黒のエネルギーに縛られる。
「うあああっっっ!!!!」
ホワイトはツエツエの電撃攻撃を喰らうと硬い岩場に叩きつけられてしまうのだった。よろよろと立ち上がるホワイト。顔から叩きつけられたホワイトのマスクは半分に割れ、冴は疲弊し、傷ついた素顔を晒す。更にはツエツエに杖を向けられ、杖から出たオルグシードがロープのように体に巻き付きつくと冴は身動きが取れなくなってしまう。何やら企んでいる邪な笑みを浮かべて近づいてくるツエツエに冴は不安を感じざるを得ない……
(私ったら何も悩むことないじゃない…)
「つ、ツエツエ…んむっっ!!」
ツエツエは手に持っていた白色のある豆を冴に無理矢理に食べさせる。いきなり口に豆を放り込まれ、更に口を塞がれた冴は豆を飲みこむしかなかった。
「んはぁっ!…つ、ツエツエ!一体何を企んでいるの!?」
ツエツエの持ってきた得体の知れない豆を飲みこまされた冴は不安な気をかき消すために威勢を張ってツエツエを問い質す。だが相変わらずツエツエは邪悪な笑みを浮かべ、口元を歪ませてホワイトを眺めている。そんな姿がより一層、ホワイトを不安にさせる。そんな冴を面白そうに眺めていたツエツエは口を開く。
「私が此処へ来たのは永遠の若さ、逞しき力を持つと言われる『淫触果樹』を蘇らせ、オルグの役に立てようと考えたの。此処に淫触果樹が封印されているのよ」
「い、淫触果樹…?……」
「そう、淫触果樹…でもその復活には生け贄の女が必要な事を忘れていたの……」
「生け贄の、女……って!」
「フフッ、小娘にも理解できたみたいね!そう、あなたを生け贄にすればいいのよ!ネオシャーマンの力を受け継いでいる小娘なら最高の逸材
だわ!」
ツエツエはホワイトを眺めながら高笑いを始める。
「ふ、ふざけないでッッ!そんな果樹なんて蘇らせないわ!…ぐああああっっっっ!!!!!!………」
ツエツエの望みを砕かんとばかりに冴は大声で啖呵を切る。だがツエツエの杖から漆黒の凝縮されたエネルギーを胸に当てられるとガオスーツは爆発を起こし、破壊されていく。暫くの間、邪気を浴びせられたガオスーツの胸の部分は黒く焼けていき、ついには破け、冴の小さい胸が晒されてしまうのだった。
冴の前に来たツエツエはツエツエは片手に壺を持ちながら冴の乳房や乳首、乳頭をこね回すと冴は表情を歪め、小さな声が上がる。
「淫触果樹の復活には女性が持つ『滋養の蜜』が必要なの!」
(『滋養の蜜』って…まさか!……)
「ほーら!あなたの乳房から滋養の蜜が出てきたわ!」
(どうして!…私の胸から母乳が出るの?……さっき食べさせられた白い豆!!…いやっ、いややっっ!!)
突然のことに驚きを隠せない冴。一体自分の体はどうなってしまったのか…そんな冴の不安を取り除くことなく、ツエツエは冴から母乳を搾り取るのだった。
「アハハッッ!これくらいで十分かしら!小娘の乳がとても小さいから心配だったけどしっかり母乳が出て良かったわ!」
ツエツエは冴の母乳で満たされた壺を両手に持ち、その場をクルクルと嬉しそうに何度も回り、喜ぶ。対して冴は一時間近く乳房を弄られたため、疲弊しており、ずっと俯いたままだった。
「さあ、淫触果樹の復活…あなたも歴史の目撃者となるがいいわ!」
ツエツエは淫触果樹の根っこに冴から搾り取った母乳を惜しみなく流す。すると根が吸収していき、妖しく光り輝き始める。すると辺りは突如、地鳴りが起こり始めると巨木だった木は淫触果樹として復活した。
(あ、あれが…淫触果樹……)
ツエツエが淫触果樹に魅せられている中、冴を拘束していたオルグシードが緩んだため、ゆっくりと逃げようとする。しかし人間の腕位の太さはある淫触果樹の蔦に冴はあっという間に絡め取られてしまう。
「いややっっ!離してッッ、いやっ!いやややっっ!!!!」
淫触果樹の蔦に捕まり、もはや逃げることすら不可能に陥った冴はそのまま大きなハエトリソウの様な触手の中に閉じこめられてしまう。
「いやっ!何なの!この粘液…スーツが溶けている!!いやっ!!嫌だよッッ!!出してぇぇ!!!!」
大きなハエトリソウの様な触手の中に閉じこめらた冴の着用している強化スーツは溶解液により、どんどん溶かされてしまう。そして最後に顔の一部分を守っていたマスクが粘液が溜まっている下に落ちると跡形もなくマスクは溶けていくのだった。ハエトリソウ触手の蓋の部分が開くと全裸に引ん剥かれた冴が出てきた。ツエツエは何が起こるのか黙したまま楽しそうにずっと眺めている。
「や、やだよぉ…いややっっ!!……キャアッッ!いややっっ……」
冴の体は巨木の方へ移動していく。それは巨木が自分を取り込もうとしているのだと冴は気付く。再び冴は抵抗を見せるが、巨木の前では無力でしかない。触手は冴の乳、股間をじっくりと執拗に弄り始め、冴が抵抗できないようにすると遂に冴は巨木に取り込まれてしまう。冴の手足が巨木の中に減り込んでいく。
(私は…淫触果樹に取り込まれてしまうの?…イヤッ、そんなの嫌よ!)
「やだっっ!私は麗しの白虎、ガオホワイト。大河冴よ!イヤヤッッ!!!」
巨木に取り込まれながらも尚も暴れようとする冴。そんな彼女に巨木は謎の花粉を浴びせると冴は咳き込む。
(ううっ…はぁぁ……か、体が熱い…胸やアソコが熱いわ……一体私に…何をしたの……)
巨木から放たれた謎の花粉を浴びた冴はすぐさま体の異常に気付く。冴の体は異様に熱くなり、胸や股間がジンジンと疼く。更には胸が一回り大きく張っているように感じた。巨木は花の花弁と釣鐘を合わしたような触手で冴の乳房に吸い付く。
「あっ…ああっ!……うぅ…ああっっ!!……」
釣鐘型の触手が収縮を繰り返すと冴の一回り大きくなった乳房から母乳が吸われていく。触手の中心は花の花弁のようになっており、細かい小さな襞は冴の突起を刺激すると溢れんばかりの母乳が溢れた。余りの気持ち良さに冴も抵抗できず、声が上がってしまう。淫触果樹は冴の栄養分の母乳が枯れ果てるまで徹底的に吸い上げるのだった。すると冴の目の前にある淫触果樹の太い幹から大きな果実が育っていくのが分かる。それをツエツエが嬉しそうに説明を始める。
「フフッ、あれはあなたの母乳から作られた果実。貴方の母乳を吸って育つのよ…ほら!どんどん大きくなっていくわ!」
(私の母乳で育った果実…ううっ…そんなの見たくないわ……)
巨木に実った果実は冴の顔くらいの大きさはあった。そんな自分の乳房から出た母乳で作られていく果実を見て冴は悔し涙を流し、眼を背けてすすり泣く。だがそんな冴にもっと辛い現実が待ち受けることを本人は知らない。
(えっ!あ、あれって…まさか!……)
冴の目の前に現れた触手。それは男性器を模った太く大きな触手だった。そんな触手を目の前にした冴は驚きを隠せない。
「フフッ、淫触果樹はどうやらあなたで繁殖の為の種を作るみたいだわ!ネオシャーマンの力を受け継いだガオホワイトの胎から一体どんな生物が誕生するのかしら!アハハッッ!!」
「いやっ…いややーーーッッ!!!…や、やめて…お願いッッ……こ、来ないでッッ………」
冴から産まれくるモノを想像して高笑いをするツエツエ。対して冴は血相を変えて泣きそうな声で必死に抵抗を試みる。だが無残にも少女の股間には男性器を模した触手に貫かれてしまう。
「いやっ!!!いぎゃあああああああああああぁぁっっっっっっ!!!!!!!」
まだ誰にも許したことのない未開の地に入ることを拒んでいた冴だったが、抵抗も空しくペニス型触手はガオスーツの股間部分を容易く突き破ると一気に奥まで侵入した。その瞬間、辺りに冴の絶叫が響き渡った。
「ハァ…ウァァ…ァァ………い、痛いよぉ………」
目を大きく見開き、口をパクパクさせながら小刻みに震える冴。小柄な冴には不釣り合いな極太のペニス型触手が秘所を貫いている。股からは純潔の証が直ぐに垂れ、白いスーツに滲んでいく。それは傍から見ても冴の下腹部が異様に膨らんでいる痛々しい光景だった。淫触果樹に初めてを奪われ、犯されるヒロイン。そんなことなどお構いなしといわんばかりにペニス型触手は子宮の奥まで侵入すると先端からは細い触手が生え、卵巣に潜り込んでいく。
「ひいいっっ!!!なっ…いややっっ!!!くああぁっ!!!……」
(私のどこで暴れているの…お腹の横が…お臍の辺りがくすぐったいよぉ……)
触手は冴の子宮に押し入った後、先端の細い触手を伸ばし、卵巣に潜り込むと優しくくすぐるかのように愛撫する。冴は体の内側から擽られる感触にどう対応して良いか分からず、苦悶な表情を浮かべている。同時に卵巣に潜り込んだのは意味があり、触手は排卵させてしまう。しかし冴には知る由もない。淫触果樹はすべて大河冴の子宮に種を宿す一連の準備が完了したと言わんばかりにピストン運動が開始される。
「いぎいいぃぃぃいいっっ!!!!!い、痛いッッ!!動かないでッッ!ぎゃああああぁぁっっっっ!!!!!……」
冴の股間に埋まっている巨大な茎が激しく上下に動き始めると冴は激痛に耐えきれず、断末魔の悲鳴を上げる。それは股からお腹まで真っ二つに引き裂かれてしまうような激痛。恥骨の一つ一つが砕かれていくような激痛が絶えず冴を襲うのだった。少女の体にはあまりに不釣り合いな剛杭。四肢がX字に巨木に減り込んでいる冴にはただこの激痛、巨木が早く射精を済ましてくれることを願うしかなかった。
(フフッ、良い声で鳴いてくれる子猫ちゃんだわ……ああっ、この悲鳴を聞いていると私の今までの苦労が報われるわ……)
その様子を耳元まで裂けそうな笑みを浮かべて眺めているのがツエツエだった。ホワイトと淫触果樹の異種交配は長きに渡り続けられるのだった。膣口は拡がってしまい、膣壁は激しく擦られて酷い傷を負う。淫触果樹にとって冴は繁殖の為の種を宿す器でしかなかった。そんな少女戦士の器にペニス型触手から大量に射精されてしまう。
「いいっ!いやあああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!……」
胎内で射精されると淫触果樹の力漲る無数の精子は一気に卵管に雪崩れ込んでいく。そして卵巣から排卵した卵子を発見すると直ぐに襲い掛かる。卵子と結合した淫触果樹の精子は直ぐに受精が始まる。普通ならば卵巣から子宮まで時間をかけて細胞分裂しながら向かっていくのだが、淫触果樹から放たれた精子と結合した受精卵はすぐさま自分の要るべき場所、子宮に着床し、母体の冴から栄養分を吸収し始める。
(あぁ…ァァ……植物の化け物に…出された…私の中に出された………)
自らの胎の中でそんなことが起こっているとは知らない冴は植物の化け物に犯され、中に精液を出されて孕まされ、放心状態になっていた。そんな彼女は数日後、悍ましい物を自ら産み落とすことになろうとは考えることもなかった。
あれから数日が経った。巨木に取り込まれた冴。彼女の腹は臨月の状態を迎えていたが、全てを諦めたような顔をしており、放心状態のままだった。そんな周りでは冴の母乳を栄養源に巨木の幹に実った白く大きな果実をオルゲット達がせっせと採っていた。そしてこの数日間、全く反応が無かった冴が突如、呻き声を上げ始める。すると辺りにいたオルゲット達は互いに顔を合わせ、ビックリした格好で辺りから逃げていく。
(いよいよ産気づいたわね…)
ツエツエの考えている通り、ついに産気づいた冴。お腹の中で育っているモノはまだ見ぬ外へと冴の産道を下っていく。もはや淫触果樹に神経を麻痺させられているのか、バスケットボールくらいはある大きさのモノが産道を下っていっても冴は小さな呻き声しか上げなかった。
冴の出産が始まって三十分弱、冴の股間から巨大な異物の一部分が見え始めた。この出産も淫触果樹に支配されて行っているのかと思うくらい、冴は絶叫せず、表情は死んだままであった。
そして漸く冴の下に巨大な異物が産み落とされた。それは傍から見ると巨大な球根のような物だった。球根と冴とは臍の緒で繋がっており、冴に近い方はピンク色をしているが、球根のような物に近づくにつれ、緑色に変わっていた。
(一体これは何なの…長らく生きている私でさえ見たことのない異形のモノだわ……)
冴から産み落とされたモノ。それはオルグの巫女、ツエツエでさえも声を失うものだった。冴から生まれ出たもの――その物体は動物と植物との中間生命体のような異形のモノだった。
(ウフフッッ、こんなに面白いモノが産まれるなんて思わなかったわ…これからが楽しみだわ……)
冴の胎盤をゆっくり取り出しながら邪な笑みを浮かべるツエツエ。そんなことも目の前で行われているにもかかわらず、巨木に取り込まれた冴は運命を受け入れたかの如く、ただ目の前の光景をずっと虚ろな目で眺めるだけだった……
内容は淫触果樹の復活の為に白虎が捧げられてしまう話です。ツエツエを追い、魔樹のもとまで来てしまった白虎。ツエツエは淫触果樹、復活に白虎を利用することを企てる。復活した淫触果樹の前に白虎は抵抗する術なく、苗床として選ばれてしまう。
触手が子宮や卵巣までをも侵蝕する描写等のリクエスト受けたのですが、私がいまいちピンと来ず、また「淫触果樹」という存在も活かしきれた自信がありませんが、読んで頂けたらと思います。
白虎と生贄
(…困ったわね……)
草木が鬱蒼と生い茂る富士の樹海の洞窟の中でツエツエはオルグに伝わる伝説の「淫触果樹」の巨木を発見した。見つけた当初は喜びに満ちたツエツエだったが、淫樹果樹を念入りに調べて解ったこと――それは淫樹果樹、復活の為には生け贄として女の乳蜜を捧げなくてはいなけいということだった。
そこは辺りを見回しても樹海の中の洞窟。生贄に捧げる手頃の女など何処にもいない。数々の作戦がことごとく失敗に終わったツエツエ。その数々の屈辱を晴らしたい…ツエツエ自身も女であり、自ら生贄になるかというほどツエツエは悩んでいた。だがそこに思いもよらぬ、うってつけの生贄が現れる。
「ハァッ…ハァッ…ツエツエ!こんな所で一体何をしているの!」
そこに現れたのは百獣戦隊ガオレンジャーの紅一点、ガオホワイトこと大河冴だった。彼女は街でツエツエを見かけるとこの場所まで一人、ずっと追ってきたのだった。
「フン、小娘!今あなたの相手をしている暇はないわ…」
ツエツエは小さな壷の中のエキスを地面に振り撒くとそこからオルゲットの集団が生まれる。その数、ざっと見積もって二十体近くいた。
「ガオアクセス、ハッ!サモンスピリットオブジアース!」
冴はGフォンを手に取るとガオホワイトへと変身する。白い強化スーツが体を覆い、白虎をモチーフとしたマスクが装着されるとガオホワイトの姿が現れた。ホワイトは仲間に連絡する間もなく、オルゲットの集団に強襲をかけられる。
「はっ!やあっ!」
次々と向かい来るオルゲットをホワイトは迎え撃つ。しかし倒れながらも直ぐに起き上がり再びホワイトに向かっていくオルゲット達。多勢を一人で相手にしているホワイトに疲れが見え始める。
(ううっ…オルゲットは弱いけど、こんなに多いと限がないわ……)
「うああっ!」
オルゲットの持つ棍棒がホワイトの腹部に直撃すると後方に吹っ飛んだ。ホワイトはすぐさま立ち上がるが、オルゲットの攻撃が追撃される。
「あっ、うああっっ!」
ホワイトの白いスーツの胸の膨らみの部分が少しずつ焦げ、黒く変色していく。胸を執拗に責められ、胸部を覆いながら戦うホワイト。そんな姿を見ていたツエツエはあることを思いつく。
「ハァッハァッ…こ、これで最後なんだから!」
ホワイトは疲れながらも最後のオルゲットを倒すとオルゲットは口から水を吹き出しながら消え去った。何とかオルゲットを殲滅したホワイト。だが突如体は漆黒のエネルギーに縛られる。
「うあああっっっ!!!!」
ホワイトはツエツエの電撃攻撃を喰らうと硬い岩場に叩きつけられてしまうのだった。よろよろと立ち上がるホワイト。顔から叩きつけられたホワイトのマスクは半分に割れ、冴は疲弊し、傷ついた素顔を晒す。更にはツエツエに杖を向けられ、杖から出たオルグシードがロープのように体に巻き付きつくと冴は身動きが取れなくなってしまう。何やら企んでいる邪な笑みを浮かべて近づいてくるツエツエに冴は不安を感じざるを得ない……
(私ったら何も悩むことないじゃない…)
「つ、ツエツエ…んむっっ!!」
ツエツエは手に持っていた白色のある豆を冴に無理矢理に食べさせる。いきなり口に豆を放り込まれ、更に口を塞がれた冴は豆を飲みこむしかなかった。
「んはぁっ!…つ、ツエツエ!一体何を企んでいるの!?」
ツエツエの持ってきた得体の知れない豆を飲みこまされた冴は不安な気をかき消すために威勢を張ってツエツエを問い質す。だが相変わらずツエツエは邪悪な笑みを浮かべ、口元を歪ませてホワイトを眺めている。そんな姿がより一層、ホワイトを不安にさせる。そんな冴を面白そうに眺めていたツエツエは口を開く。
「私が此処へ来たのは永遠の若さ、逞しき力を持つと言われる『淫触果樹』を蘇らせ、オルグの役に立てようと考えたの。此処に淫触果樹が封印されているのよ」
「い、淫触果樹…?……」
「そう、淫触果樹…でもその復活には生け贄の女が必要な事を忘れていたの……」
「生け贄の、女……って!」
「フフッ、小娘にも理解できたみたいね!そう、あなたを生け贄にすればいいのよ!ネオシャーマンの力を受け継いでいる小娘なら最高の逸材
だわ!」
ツエツエはホワイトを眺めながら高笑いを始める。
「ふ、ふざけないでッッ!そんな果樹なんて蘇らせないわ!…ぐああああっっっっ!!!!!!………」
ツエツエの望みを砕かんとばかりに冴は大声で啖呵を切る。だがツエツエの杖から漆黒の凝縮されたエネルギーを胸に当てられるとガオスーツは爆発を起こし、破壊されていく。暫くの間、邪気を浴びせられたガオスーツの胸の部分は黒く焼けていき、ついには破け、冴の小さい胸が晒されてしまうのだった。
冴の前に来たツエツエはツエツエは片手に壺を持ちながら冴の乳房や乳首、乳頭をこね回すと冴は表情を歪め、小さな声が上がる。
「淫触果樹の復活には女性が持つ『滋養の蜜』が必要なの!」
(『滋養の蜜』って…まさか!……)
「ほーら!あなたの乳房から滋養の蜜が出てきたわ!」
(どうして!…私の胸から母乳が出るの?……さっき食べさせられた白い豆!!…いやっ、いややっっ!!)
突然のことに驚きを隠せない冴。一体自分の体はどうなってしまったのか…そんな冴の不安を取り除くことなく、ツエツエは冴から母乳を搾り取るのだった。
「アハハッッ!これくらいで十分かしら!小娘の乳がとても小さいから心配だったけどしっかり母乳が出て良かったわ!」
ツエツエは冴の母乳で満たされた壺を両手に持ち、その場をクルクルと嬉しそうに何度も回り、喜ぶ。対して冴は一時間近く乳房を弄られたため、疲弊しており、ずっと俯いたままだった。
「さあ、淫触果樹の復活…あなたも歴史の目撃者となるがいいわ!」
ツエツエは淫触果樹の根っこに冴から搾り取った母乳を惜しみなく流す。すると根が吸収していき、妖しく光り輝き始める。すると辺りは突如、地鳴りが起こり始めると巨木だった木は淫触果樹として復活した。
(あ、あれが…淫触果樹……)
ツエツエが淫触果樹に魅せられている中、冴を拘束していたオルグシードが緩んだため、ゆっくりと逃げようとする。しかし人間の腕位の太さはある淫触果樹の蔦に冴はあっという間に絡め取られてしまう。
「いややっっ!離してッッ、いやっ!いやややっっ!!!!」
淫触果樹の蔦に捕まり、もはや逃げることすら不可能に陥った冴はそのまま大きなハエトリソウの様な触手の中に閉じこめられてしまう。
「いやっ!何なの!この粘液…スーツが溶けている!!いやっ!!嫌だよッッ!!出してぇぇ!!!!」
大きなハエトリソウの様な触手の中に閉じこめらた冴の着用している強化スーツは溶解液により、どんどん溶かされてしまう。そして最後に顔の一部分を守っていたマスクが粘液が溜まっている下に落ちると跡形もなくマスクは溶けていくのだった。ハエトリソウ触手の蓋の部分が開くと全裸に引ん剥かれた冴が出てきた。ツエツエは何が起こるのか黙したまま楽しそうにずっと眺めている。
「や、やだよぉ…いややっっ!!……キャアッッ!いややっっ……」
冴の体は巨木の方へ移動していく。それは巨木が自分を取り込もうとしているのだと冴は気付く。再び冴は抵抗を見せるが、巨木の前では無力でしかない。触手は冴の乳、股間をじっくりと執拗に弄り始め、冴が抵抗できないようにすると遂に冴は巨木に取り込まれてしまう。冴の手足が巨木の中に減り込んでいく。
(私は…淫触果樹に取り込まれてしまうの?…イヤッ、そんなの嫌よ!)
「やだっっ!私は麗しの白虎、ガオホワイト。大河冴よ!イヤヤッッ!!!」
巨木に取り込まれながらも尚も暴れようとする冴。そんな彼女に巨木は謎の花粉を浴びせると冴は咳き込む。
(ううっ…はぁぁ……か、体が熱い…胸やアソコが熱いわ……一体私に…何をしたの……)
巨木から放たれた謎の花粉を浴びた冴はすぐさま体の異常に気付く。冴の体は異様に熱くなり、胸や股間がジンジンと疼く。更には胸が一回り大きく張っているように感じた。巨木は花の花弁と釣鐘を合わしたような触手で冴の乳房に吸い付く。
「あっ…ああっ!……うぅ…ああっっ!!……」
釣鐘型の触手が収縮を繰り返すと冴の一回り大きくなった乳房から母乳が吸われていく。触手の中心は花の花弁のようになっており、細かい小さな襞は冴の突起を刺激すると溢れんばかりの母乳が溢れた。余りの気持ち良さに冴も抵抗できず、声が上がってしまう。淫触果樹は冴の栄養分の母乳が枯れ果てるまで徹底的に吸い上げるのだった。すると冴の目の前にある淫触果樹の太い幹から大きな果実が育っていくのが分かる。それをツエツエが嬉しそうに説明を始める。
「フフッ、あれはあなたの母乳から作られた果実。貴方の母乳を吸って育つのよ…ほら!どんどん大きくなっていくわ!」
(私の母乳で育った果実…ううっ…そんなの見たくないわ……)
巨木に実った果実は冴の顔くらいの大きさはあった。そんな自分の乳房から出た母乳で作られていく果実を見て冴は悔し涙を流し、眼を背けてすすり泣く。だがそんな冴にもっと辛い現実が待ち受けることを本人は知らない。
(えっ!あ、あれって…まさか!……)
冴の目の前に現れた触手。それは男性器を模った太く大きな触手だった。そんな触手を目の前にした冴は驚きを隠せない。
「フフッ、淫触果樹はどうやらあなたで繁殖の為の種を作るみたいだわ!ネオシャーマンの力を受け継いだガオホワイトの胎から一体どんな生物が誕生するのかしら!アハハッッ!!」
「いやっ…いややーーーッッ!!!…や、やめて…お願いッッ……こ、来ないでッッ………」
冴から産まれくるモノを想像して高笑いをするツエツエ。対して冴は血相を変えて泣きそうな声で必死に抵抗を試みる。だが無残にも少女の股間には男性器を模した触手に貫かれてしまう。
「いやっ!!!いぎゃあああああああああああぁぁっっっっっっ!!!!!!!」
まだ誰にも許したことのない未開の地に入ることを拒んでいた冴だったが、抵抗も空しくペニス型触手はガオスーツの股間部分を容易く突き破ると一気に奥まで侵入した。その瞬間、辺りに冴の絶叫が響き渡った。
「ハァ…ウァァ…ァァ………い、痛いよぉ………」
目を大きく見開き、口をパクパクさせながら小刻みに震える冴。小柄な冴には不釣り合いな極太のペニス型触手が秘所を貫いている。股からは純潔の証が直ぐに垂れ、白いスーツに滲んでいく。それは傍から見ても冴の下腹部が異様に膨らんでいる痛々しい光景だった。淫触果樹に初めてを奪われ、犯されるヒロイン。そんなことなどお構いなしといわんばかりにペニス型触手は子宮の奥まで侵入すると先端からは細い触手が生え、卵巣に潜り込んでいく。
「ひいいっっ!!!なっ…いややっっ!!!くああぁっ!!!……」
(私のどこで暴れているの…お腹の横が…お臍の辺りがくすぐったいよぉ……)
触手は冴の子宮に押し入った後、先端の細い触手を伸ばし、卵巣に潜り込むと優しくくすぐるかのように愛撫する。冴は体の内側から擽られる感触にどう対応して良いか分からず、苦悶な表情を浮かべている。同時に卵巣に潜り込んだのは意味があり、触手は排卵させてしまう。しかし冴には知る由もない。淫触果樹はすべて大河冴の子宮に種を宿す一連の準備が完了したと言わんばかりにピストン運動が開始される。
「いぎいいぃぃぃいいっっ!!!!!い、痛いッッ!!動かないでッッ!ぎゃああああぁぁっっっっ!!!!!……」
冴の股間に埋まっている巨大な茎が激しく上下に動き始めると冴は激痛に耐えきれず、断末魔の悲鳴を上げる。それは股からお腹まで真っ二つに引き裂かれてしまうような激痛。恥骨の一つ一つが砕かれていくような激痛が絶えず冴を襲うのだった。少女の体にはあまりに不釣り合いな剛杭。四肢がX字に巨木に減り込んでいる冴にはただこの激痛、巨木が早く射精を済ましてくれることを願うしかなかった。
(フフッ、良い声で鳴いてくれる子猫ちゃんだわ……ああっ、この悲鳴を聞いていると私の今までの苦労が報われるわ……)
その様子を耳元まで裂けそうな笑みを浮かべて眺めているのがツエツエだった。ホワイトと淫触果樹の異種交配は長きに渡り続けられるのだった。膣口は拡がってしまい、膣壁は激しく擦られて酷い傷を負う。淫触果樹にとって冴は繁殖の為の種を宿す器でしかなかった。そんな少女戦士の器にペニス型触手から大量に射精されてしまう。
「いいっ!いやあああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!……」
胎内で射精されると淫触果樹の力漲る無数の精子は一気に卵管に雪崩れ込んでいく。そして卵巣から排卵した卵子を発見すると直ぐに襲い掛かる。卵子と結合した淫触果樹の精子は直ぐに受精が始まる。普通ならば卵巣から子宮まで時間をかけて細胞分裂しながら向かっていくのだが、淫触果樹から放たれた精子と結合した受精卵はすぐさま自分の要るべき場所、子宮に着床し、母体の冴から栄養分を吸収し始める。
(あぁ…ァァ……植物の化け物に…出された…私の中に出された………)
自らの胎の中でそんなことが起こっているとは知らない冴は植物の化け物に犯され、中に精液を出されて孕まされ、放心状態になっていた。そんな彼女は数日後、悍ましい物を自ら産み落とすことになろうとは考えることもなかった。
あれから数日が経った。巨木に取り込まれた冴。彼女の腹は臨月の状態を迎えていたが、全てを諦めたような顔をしており、放心状態のままだった。そんな周りでは冴の母乳を栄養源に巨木の幹に実った白く大きな果実をオルゲット達がせっせと採っていた。そしてこの数日間、全く反応が無かった冴が突如、呻き声を上げ始める。すると辺りにいたオルゲット達は互いに顔を合わせ、ビックリした格好で辺りから逃げていく。
(いよいよ産気づいたわね…)
ツエツエの考えている通り、ついに産気づいた冴。お腹の中で育っているモノはまだ見ぬ外へと冴の産道を下っていく。もはや淫触果樹に神経を麻痺させられているのか、バスケットボールくらいはある大きさのモノが産道を下っていっても冴は小さな呻き声しか上げなかった。
冴の出産が始まって三十分弱、冴の股間から巨大な異物の一部分が見え始めた。この出産も淫触果樹に支配されて行っているのかと思うくらい、冴は絶叫せず、表情は死んだままであった。
そして漸く冴の下に巨大な異物が産み落とされた。それは傍から見ると巨大な球根のような物だった。球根と冴とは臍の緒で繋がっており、冴に近い方はピンク色をしているが、球根のような物に近づくにつれ、緑色に変わっていた。
(一体これは何なの…長らく生きている私でさえ見たことのない異形のモノだわ……)
冴から産み落とされたモノ。それはオルグの巫女、ツエツエでさえも声を失うものだった。冴から生まれ出たもの――その物体は動物と植物との中間生命体のような異形のモノだった。
(ウフフッッ、こんなに面白いモノが産まれるなんて思わなかったわ…これからが楽しみだわ……)
冴の胎盤をゆっくり取り出しながら邪な笑みを浮かべるツエツエ。そんなことも目の前で行われているにもかかわらず、巨木に取り込まれた冴は運命を受け入れたかの如く、ただ目の前の光景をずっと虚ろな目で眺めるだけだった……
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こんばんは
淫触果樹というなんとも難しいテーマにmengeleさんが
どう挑むのか楽しみにしていましたが
予想以上の快作に流石という思いです。
色々苦心されたあとは感じますが^^
そこらへんはヒロインをギチギチ追い詰めていくmengeleさん
うまく追い詰めていると思います。
良い物を読ませて頂きました
ありがとうございます
淫触果樹というなんとも難しいテーマにmengeleさんが
どう挑むのか楽しみにしていましたが
予想以上の快作に流石という思いです。
色々苦心されたあとは感じますが^^
そこらへんはヒロインをギチギチ追い詰めていくmengeleさん
うまく追い詰めていると思います。
良い物を読ませて頂きました
ありがとうございます
Re:
こんばんは、サワキさん。コメントありがとうございます。
仰る通り、「淫触果樹、どう表現すれば…」という悩みはありましたが、サワキさんに評価を頂き、嬉しく思う次第です。
サワキさんの「刺客の鋏」読ませていただきました。ピンチ、敗北からの凌辱、その間の流れや状況を描写する表現。イエローの内面の精神的な描写、敵のキャラクター性、何をとっても絶品です!ボウケンジャーの世界観を壊さぬ、且つサワキさんの持ち味が出ている作品だと感じました。
また今年も良い作品が書けるよう、努めたいと思います。
仰る通り、「淫触果樹、どう表現すれば…」という悩みはありましたが、サワキさんに評価を頂き、嬉しく思う次第です。
サワキさんの「刺客の鋏」読ませていただきました。ピンチ、敗北からの凌辱、その間の流れや状況を描写する表現。イエローの内面の精神的な描写、敵のキャラクター性、何をとっても絶品です!ボウケンジャーの世界観を壊さぬ、且つサワキさんの持ち味が出ている作品だと感じました。
また今年も良い作品が書けるよう、努めたいと思います。
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No title
お久しぶりです。上記のはファイブピンクの奴の内容ですどうかお願いしますね。
後、1つほどリクエストしたい奴があります。いいでしょうか
それとmengeleさんの好きなジャンルは戦隊だけでしょうか他に何かあれば教えて欲しいです。
後、1つほどリクエストしたい奴があります。いいでしょうか
それとmengeleさんの好きなジャンルは戦隊だけでしょうか他に何かあれば教えて欲しいです。
Re: No title
> こんばんは、名無しさん。返信が遅くなり、すいません。
ファイブピンク作品の件、了解しました。あと一つはリクエストが溜まりに溜まっているのでお控え願いたいです…
私のジャンルは戦隊ヒロイン専門の変態ですので、特撮ヒロインまで枠を広げると全く分からない感じです。
ファイブピンク作品の件、了解しました。あと一つはリクエストが溜まりに溜まっているのでお控え願いたいです…
私のジャンルは戦隊ヒロイン専門の変態ですので、特撮ヒロインまで枠を広げると全く分からない感じです。