頭脳獣の母
このブログを立ち上げ、(名無しさんから)初めてのリクエストをいただきました。腹ボテ、妊娠、搾乳と初めて挑戦する内容でしたので、文章で表現出来きれてない部分もありますが、出来るだけリクエストにお応えいたしましたので、よろしくお願いします。
武装頭脳軍ボルトの幹部、ドクター・ケンプは自らの脳を大教授ビアスに捧げた。そして十二個の千点頭脳を揃えたビアスはギガブレインウェーブを発生させて地球上の全人類を奴隷化することに成功した。
「クククッ・・・・小賢しいライブマンも今の私には取るに足らない存在だ。小賢しい邪魔者は取るに足らん。やはり世界は世界は優秀な天才が支配すべきなのだ!そういえばライブマンの中にも一人だけ優秀な女がいたな。武装頭脳軍ボルトの繁栄という大役をあの女にやらせるとしよう・・・・クククッ、ハハハハッッッ!!!」
宇宙空間に浮かぶ武装頭脳軍ボルトの本拠地、ヅノーベースでは大教授ビアスの狂気に満ちた笑い声が何時までも響いていた。
(ううっ・・・・ここは?どこなの・・・・・・)
ライブマンの一員、紅一点の岬めぐみは失っていた意識を取り戻した。先ほどまでライブスーツを纏い、兵士ジンマーと戦っていた記憶は残っているのだが、それ以降の記憶は思い出せなかった。手足を動かそうにも鎖で拘束され、宙吊りにされているために鎖は振り解けず、どうすることも出来なかった。更にめぐみの考えに引っかかったのは何故かメットだけが破壊され、素顔を晒していることだった。
「ようやくお目覚めかな?ブルードルフィン、岬めぐみよ」
「あ、あなたが・・・・・大教授・・・・ビアス・・・・・・・」
武装頭脳軍ボルトの首領、大教授ビアスと対峙するのは初めてだった。嘗て世界中の天才を集めた大学、科学アカデミアで志を共に目指した仲間であるケンプ達をスカウトし、地球の最先端を超えた研究施設と知識を与えた張本人。
科学アカデミアの卒業式の日、遂に発射されたスペースアカデミア号をボフラー戦闘機が襲い撃墜させ、そのまま全島を爆撃して全てを破壊していった。それを裏で手引きしていたのが大教授ビアス。武装頭脳軍の首領であり、友の亡き者にし、人生まで狂わせた元凶を目の前にめぐみは怒りを抑えられなくなる。
「ビアス!貴方のせいで何百、何千もの尊い命が失われたのよ!貴方だけは許さない。絶対に許さないわ!」
普段は冷静なめぐみもビアスを目の前にしては今までの怒りを抑えることはできなかった。めぐみはまだまだ治まりはしないが、心の叫びをビアスにぶつける。だがビアスは余裕の笑みを浮かべ、ブルードルフィンのスーツを纏っためぐみを眺めていた。
「それがどうした?下等な人間など不必要。世界は優秀な天才が支配すべき・・・・・それは神である私が決めることだ。めぐみ、貴様もギガブレインウェーブの凄さを体感しただろう。貴様など何時でも私の支配下に置くことができるのだ!」
「ふざけないで!!私はあなたみたいな命の尊さを分からない者なんかが支配になれるわけないわ!」
めぐみの怒りが頂点に達したとき、手足を拘束していた鎖を引きちぎり、めぐみは自由の身となった。すかさず光線銃、ライブラスターを手に取り、ビアス目掛けて引き金を引くと光線はビアスに直撃した。
「フフッ、君たちの研究し、開発した武器はその程度の物なのかね?」
「そ、そんな・・・・ライブラスターはすべて命中したのに・・・・・・きゃああっっ!!」
ビアスが前に掌を突き出すとめぐみは体を動かせなくなり、そのまま宙へと浮いてしまう。
「君はもう少し頭の良い子だと思っていたのだが・・・・・少しばかし格の違いを知らしめる必要があるようだね」
前に突き出されたビアスの掌からはソフトボールくらいの青白く光る弾が創られており、その弾はめぐみに当てられた。その瞬間、体に電流が流れ、肌を突き刺すような鋭い爆発が起こる。
「!!!うあああっっっ!!ぐあああぁっっ!!!」
(そんな・・・・私達が研究を重ねに重ねたライブスーツが・・・・・いとも簡単に破れるなんて・・・・・・・)
今まで熾烈な戦いの中でもめぐみを守ってくれたライブスーツは腹部と右肩に攻撃を受けただけなのに表面を焼かれ、火花を散らしながら小さな爆発を起こし、エネルギーが弾けた後の爆発により、スーツは破けてしまう。めぐみの体に感じた鋭い痛みとともにライブスーツは破損し、中から無数のコードが飛び出ていた。
「天才である私の前ではそのようなスーツ、お飯事に過ぎん。岬めぐみ、貴様とは敵であるが我が弟子たちの作戦を突き止め、打ち破ったという報告も数々聞いた。貴様は下等で愚かな人間ではなく、支配する側の人間だ。その価値、神である私が認めよう。岬めぐみ、貴様には頭脳獣の子を孕んでもらおう!」
「!!!!なっ!、、ふざけないでっ!!!!」
めぐみは血相を変え、鋭い視線でビアスを睨み、怒鳴りつける。
「クククッ、お前は私に従うしかない。お前が拒否すれば地球に住んでいる愚かな人間を一人残らず、抹殺してやろう。その中に含まれるライブマン、お前の仲間たちは特に残虐な方法で嬲り殺し、晒し者にしてやろう!」
「いややっっ!!!やっ、やめてぇぇ!!!そんなこと・・・・・そんなこと、もうやめて・・・・・・」
ビアスの言葉にめぐみは今までとは違う泣きそうな声を上げた。武装頭脳軍ボルトから地球を守るため、必死に戦ってきたブルードルフィンこと岬めぐみ。人が死ぬことだけはそう簡単に受け止められるほど、強くできてはいなかった。それでも戦士の使命として自分の感情を押し殺し、必死に戦ってきためぐみ。しかしギガブレインウェーブを完成させ、実際一戦交えためぐみはビアスとの力の差を知った。
(私一人で・・・・皆が救われるなら・・・・・・)
これ以上は無駄な死は避けたい。それがめぐみの答えだった。ギガブレインウェーブを完成させたビアスは岬めぐみを巻き込み、次の計画へと動き始める。
「ぅぁぁ・・・・・」
めぐみは別の部屋へ連れて行かれ、鉄製のベッドの上で寝かされていた。ベッドの四隅の端から伸びる鎖に手首足首を拘束されており、先ほどの鎖よりも頑丈なものだった。自分の守るべき人類が抹殺されるのを守るため、自らの意思でビアスの計画に従っためぐみだが、己の信念だけは曲げず、ビアスの考えには悉く否定したが、考えを否定すればするほどにビアスからの制裁が下された。電磁鞭で体中を打たれ、熱や電流で焼かれる。レーザーガンで体中を打ち抜かれたりとブルードルフィンは無抵抗のまま、攻撃を受け続けた。
自慢のライブスーツはいたるところが熱や電流に焼かれ、黒く焦げて変色したまま所々が破れ、破損していた。攻撃が止んだ今でも時折、内部のコードが断絶し、小さな爆発が起こり、火花を散らしながら壊れていく。胸に描かれているモチーフの海豚は黒く焦げて見えなくなり、スカート部分も破られ、足の白いスーツは特に太股の部分が黒く変色し、破損していた。強化スーツを破壊していく責めを受け続けためぐみは次第に言葉数が少なくなり、抗う意思は少しずつ削がれていった。
「フフッ、大人しくなったようだな。では計画を進めようではないか!」
ライブスーツが守っていたにもかかわらず、体にダメージを負っためぐみは視点が定まっておらず、他方を彷徨っていた。ビアスがリモコンのスイッチを押すとめぐみの目の前に長い注射針を持った機械が移動してきた。さすがに気付いためぐみの眼は大きく開かれる。
「い、いややっっ!!!や、やめてぇぇ!!・・・・・うっ!!ぐああああっっっっ!!!!!」
一般的のものよりも大きな注射の針。長さが一メートルくらいもある針はめぐみのライブスーツの股間部分に突き刺さり、奥へと侵入していく。
「い、痛いいいっっ!!!ビアス、やめてぇぇ!!やめ!!!うぎゃああああああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
凶悪な注射針は止まることなくめぐみの奥へと深く突き刺さっていく。肉壁を突き破り、細胞までも破壊される激痛に神経は過敏に反応し、激痛となってめぐみに襲い掛かる。
(そろそろ子宮に達したころだな・・・・・・・)
ビアスは眼鏡をかけ、めぐみの子宮に注射針が達しているのを確認するとスイッチを停止させる。体内を突き刺しながら奥へと侵入していた凶器の針はやっと止まった。めぐみは一時の安堵に呼吸を整える。
「研究を重ね、凝縮された頭脳獣の子種をお前の胎内に入れてやろう!」
「・・・・いやあああっっっ!!!!」
注射針を通じ、生暖かい液体が胎に注がれていく。めぐみは首を左右に振り、拒むが無情にも精子が凝縮された液体は母体へと注がれていく。
(いややっっ!!私、、本当に頭脳獣の子を・・・・まだ好きな人にも捧げたこともないのに・・・・・そんな、、、頭脳獣の子を孕むなんて・・・・い、いやよ、、、いやあああっっ!!!)
めぐみの胎内に注がれた頭脳獣の精子。仰向けに寝ている上には怪しげな機械が出現する。
「クククッ、この機械はお前の胎内にある新たな命に息吹を与える機械。人間の赤子は十月十日を経て誕生するが、この機械を使用すればおよそ十時間でこの世に生まれ来ることができるのだ!!どうだ!科学の力は素晴らしい!!岬めぐみよ、私の子を孕む第一の実験体になれるのだ!光栄に思うがいい!!ハハハハッッッ!!!!」
「いややっっ!!!本当に頭脳獣の子を生むなんて・・・・・お願いッッ!!それだけはやめてぇぇ!!!」
部屋の中では狂喜と悲鳴の相反する二重奏が奏でられていた。ビアスがスイッチを押すと部屋には機械音が響きだす。目には見えないが、マイクロ波のような電磁波がめぐみに向かって放射され始める。
(ひいいっっっ!!!お腹の中が流動しているわ・・・・・・)
宿敵である武装頭脳軍ボルトに捕らわれ、人類を救うために自ら頭脳獣の子を孕むと決意しためぐみだが、それは現実味を帯びていくにつれ、恐怖へと変わっていった。
あれから四時間以上、めぐみは電磁波を受け続けていた。部屋からはビアスは姿を消し、めぐみの声と機械音が響いているだけだった。めぐみの胎内に存在する新たなる生命は着実に育っていた。傍から見ても膨らみが判るほどにお腹は丸みを帯びていた。
(ハァ・・・ハァ・・・き、気持ち・・・・悪いわ・・・・うええっっ・・・・・)
めぐみは確かに妊娠していた。十月十日でいえば妊娠三、四ヶ月の時期。悪阻がピークを迎える時期であり、吐き気や胸やけに苦しむ時だった。めぐみが弱り果てて死なないように口にはチューブが通され、強制的に栄養を取らされるようになっていた。
悪阻による怠さ。気持ち悪さに加えて高熱をだしており、体調は最悪だった。しかしそれは刻一刻と自分の中で新たなる命が育っている確かな証拠だった。
更に四時間が経過する。時間の経過する途中では新たなる器具がめぐみの胸に取り付けられていた。乳房の乳頭には注射針が刺されており、そこから怪しく光るエネルギーが注入されていた。十月十日で言えば妊娠八ヶ月くらいに当たり、乳房も張りが出てきて一回り大きくなっていた。胎内からは新しい命の胎動が感じ取れる。
(ひいいっっ!!!また・・・・私の中で・・・・動いているわ・・・・・)
めぐみは一時間前くらいから胎動を感じていた。最初は僅かに感じ取れるものだったが、時間が経つにつれて胎動が強くなり、胎児の成長がより実感できるようになった。
やがて電磁波を受け始めてから九時間を超えたとき、部屋にビアスも戻っており、めぐみの様子を眺めていた。
(ハァ、、ハァッ・・ハァ・・・く、苦しい・・・・・腰が・・・・股が、、痛いわ・・・・・)
僅かに動かせる首を上げると改めて大きくなっている自分のお腹を見てめぐみは愕然とする。もはや避けることのできない妊娠という事実。この胎内にいる胎児が生まれてくるのも時間の問題だった。
「クククッ、しっかりと根付いたようだな。出産はお前次第だ。お前が失敗すれば全人類が抹殺されることを忘れるなよ!」
ビアスはめぐみの膨れている腹を触りながら、めぐみに釘を刺す。めぐみは隙あらばこの胎児ごと自ら命を絶とうとも考えていたが、愛の為に戦う戦士には全人類を見捨てることなどできるはずがなかった。まだうら若い十代の娘だが、母性本能が溢れる優しい戦士であった。
(ううっっ!!!ぐぅぅっ!!!)
突如、下腹部に襲い掛かる鈍痛。九時間を周ったころからたびたび感じるようになる子宮収縮。痛みの強さや間隔がバラバラで、しばらくすると直ぐに治まっていく。しかしまた直ぐに膀胱、下腹部への圧迫。脚の付け根や恥骨に痛みが襲い掛かる。ビアスはめぐみの口に通されているチューブを引き抜くとめぐみの口からは呻き声が漏れ出す。
「うああぁぁっっ!・・・・い、痛い・・・・ぐああぁぁぁ・・・・・」
常に襲い掛かる下腹部の鈍痛は絶えずめぐみを責め立てる。同時にそれは新たなる生命誕生の鼓動でもあった。痛みが少し和らぐと呼吸を整えて、残りの痛みを緩和しようと努める。子宮収縮は思いのほか、めぐみの体力を奪っていった。
そんな鈍痛が一時間くらい続いた後、ついに胎内の子が外へ出ようと動きが活発になり始める。同時にめぐみは今までに感じたことのない痛みが下腹部から全身に駆け巡る。
「うああーーーぁぁっっ!!!・・・・・・」
突然の痛みにめぐみは声を荒げてしまう。隣にはビアスが近づいてきてめぐみの張っている腹を触り、確認している。ビアスがめぐみの胎を力を入れて押すとめぐみは眉間に皺を寄せ、苦しそうに呻き声を上げる。大きく脹らんだめぐみの腹。そこから頭脳獣が誕生しようとしていた。
「うあああっっ!!!ぐあああぁぁぁっっっ!!!!!、、ぐぅぅ・・・い、痛いっ!!ああああっっっ!!!!」
今までの痛みとは異なり、痛みは徐々に強くなり、引く気配が一切なかった。
「は!うぐうぅぅ!!!!ぐっ!!ぐあああぁぁぁ!!・・・・・」
ライブスーツの白い股間部分には出血が見られ、赤く染めている。それまでベッドの隅に固定されていた足はM字開脚の格好で固定され、分娩室のような状態になった。
「はぁぁぁ!・・・ぐぁぁっ・・・・・・うぐぅぅ!!・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」
めぐみは自分が覚えている出産時の適切な措置を自分に実行していた。呼吸を整え、時折下腹部に力を入れて頭脳獣の赤子を外へ押し出そうとする。
「ハァッ、ハァッ、フゥ~・・・・・うがああああぁぁぁっっ!!!!!」
(い、痛い・・・お腹がぁ、、破れて・・・このまま下腹部が引き裂かれてしまいそうだわ・!!ぐあああぁぁぁ!!!・・・)
知識で得た情報と実際の体験とではまるで違い、めぐみは激痛のあまり、呼吸法など実践できなかった。股間からは出血でライブスーツは赤く染まり、更に破水が起こり、鉄製のベッドの上には羊水の水たまりを作る。絶えずめぐみを襲う陣痛。今までの痛みとは比にならない激痛が最後にめぐみに襲い掛かろうとしていた。
「ぐがあああぁぁぁぁ!!!!!うぎゃああああぁぁぁっっ!!!!!ハ、ハァ、ハァ!!!うがあああぁぁっっ!!!!」
めぐみの胎の中で頭脳獣が激しく暴れまわっている。外に出ようと子宮口から産道へと出ようとしている。それはめぐみには耐え難い激痛であり、腹部が裂けてしまいそうな激痛が絶えず襲いかかる。眉間に皺を寄せ、全身に脂汗を浮かべながらも必死に出産に立ち向かう。そうもしなければこの激痛に耐えきれず、自らも命を落としてしまうとめぐみは感じた。
「うああぅぅ・・・・ぁぁ・・・・うぐぅぅ!!!ぐあああぁぁ・・・・ぁぁ・・・・・・・・・」
激しく襲い掛かる陣痛に耐えきれず、めぐみは失神してしまう。口からはだらしなく涎が垂れ、泡を吹いていた。ずっとこのまま失神したままのほうがめぐみにしてみればどんなに楽であっただろうか。早く生まれたがっている頭脳獣は産道に入ると無理矢理に出ようと暴れ回る。
「うががああぁぁぁ!!!!!!はぁ、はぁ、ぁぁ・・・・・・うあ、、がぁぁ!!!!」
頭脳獣が暴れるとめぐみは強制的に意識を覚醒させられ、再び激痛と戦わなければならない。その後も激痛のあまり、意識が飛んでしまうことが何度もあった。
「ふふ、素晴らしい!頭脳武装軍新生ボルトが今このときに産声を上げようとしている!さあ、岬めぐみ。もう少しでお前の子が生まれるぞ!フハハハッッ!!!」
「いぎゃああああっっっ!!!!!ぐああああぁぁっっ!!!!!ひいいぃぃ!!・・・・んぎゃあああぁぁ!!・・・・・・」
出血で赤く染まり、耐久力をほぼ失っているライブスーツは破られ、めぐみの股間からは頭脳獣の頭が見え出した。それは人間の赤子のように可愛いものではなく、気色悪い宇宙生物のような形状だった。もし頭脳獣の赤子をめぐみが見たらその場で卒倒してしまうだろう醜い化け物だった。それでもビアスは新生ボルトの第一歩という素晴らしきこの時を喜びに狂っていた。
「うががーーぁぁぁっっ!!!!お、お腹が裂け!!ぎゃあああぁぁぅぅぅ!!!!!ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・ウギィイイ
ィィィィ!!!!!!」
股が張り裂けるような激痛がめぐみを苦しめる。膣に風船を入れられ、無理矢理に拡げられ、下腹部を圧迫されるような責めに断末魔の悲鳴を上げる。
(い、痛いぃぃ・・・・くる・・しい・・・・もうダメだわ・・・・こんなのが続いたら・・・・私・・・・本当に・・・・・・死んで・・・しまうわ・・・・)
「うぎぃぃいいいいぃぃぃ!!!!!!はぁぁっ!!!うががぁぁぁっっ!!!・・・・」
めぐみの膣が限界まで押し拡がると頭脳獣の体までが出てくる。半狂乱になりながら頭脳獣を産むめぐみ。まだ誰とも性交をしたこもなく、キスすらしたことのないめぐみだったが、ビアスの装置により出産を強いられる。
「うがああぁぁぁ!!!!!はぁっ、はうぅぅ!!!んがあああぁぁぁっっっ!!!!!!」
めぐみの最後の力みとともに頭脳獣は無事に産み落とされた。出血と透明の粘膜に包まれた赤子と呼ぶには程遠い頭脳獣の化け物がめぐみの股に蠢いている。それでもめぐみと頭脳獣の胎児は臍帯で繋がれていた。
(ハァ・・・ハァ・・・・ぅぁぁ・・・・・ハァ・・・・・ぁぁ・・・・・・)
出産を終えためぐみは疲労困憊でベッドの上でぐったりとしていた。焦点が定まっておらず、死んだ目はどこを見ているのか分からない。そんなめぐみにビアスは生まれてきた頭脳獣を抱き上げ、めぐみの前に連れてくる。
「ククッッ、喜べ、岬めぐみ。お前の胎内から無事に生まれてきた頭脳獣だ!どうだ?愛しくてたまらないだろう!」
「・・・・・ぁぁぁ・・・ひぃっ!!い、いやあああーーーーーっっっッッ・・・・・・・・」
めぐみは自分が産んだ頭脳獣を見た瞬間、悲鳴を上げて失神してしまう。それは赤ちゃんの顔をしているが、芋虫のような気持ち悪い姿をしており、あんな醜悪な化け物が自分の胎内にいたと思うと気持ち悪さに耐えきれなかった。
「どうやらお前の母は喜びのあまり、気を失ってしまったようだな・・・・時間はたっぷりとある。岬めぐみ、頭脳獣をしっかりと育ててもらうぞ!」
ビアスはめぐみのライブスーツの胸の部分を破ると形の良い綺麗な乳房が露わになる。その場所に頭脳獣を置くと母の母乳を求める本能が働いたのか、めぐみの乳房に吸い付く。
「ん・・・・ぁっっ・・・・・・んっっ!!!いややっっ!!!胸がっっ!!!うああっっ、、す、吸わないでぇ!!!!あっっ!!!ど、どうして・・・・出ちゃうぅ!!!いややっっ!!!!!」
めぐみの胎内から生まれた頭脳獣の赤子はまだ生えそろってない口で乳首を吸い始める。先ほどビアスの手によって乳房に針を突き立てられ、エネルギーを送られためぐみの乳房からは母乳が溢れだしていた。そのことにめぐみはパニックになるが、そんなことも関係なしに赤子は自分が育つ栄養源を吸い続けた。
「私の考えた科学は最高だ。めぐみ、今、貴様がそれを証明している。ボルトの新たなる一歩に携われたことを光栄に思うがいい!!ハハハハッッッ!!!!!」
部屋にはめぐみの悲痛な叫び、ビアスの笑いが何時までも響くのだった。
あれから一ヶ月が過ぎようとしていた。ライブマン達もコロンを中心とし、策略を練っていたが、ビアスの逆鱗に触れたコロンはギガブレインウェーブを浴びたライブマンの男戦士四人にボロボロに破壊されてしまった。
ブルードルフィンこと、岬めぐみもずっとズノーベースに囚われたまま、変わらぬ日々を過ごしていた。
「ひぎいいいっっっ!!!!や、やめてぇぇ!!!痛いっ、、ぐあああぁぁっっ!!!!」
「クククッッ、ママのアソコ、最高に気持ちがいいよ!他の頭脳獣に犯されたり、ビアス様の実験用モルモットにされて疲弊した時もボクがママをこうやってたっぷりと愛してあげるからね!」
「いややっっ!!!は、離れてぇぇ!!!それに貴方にママと呼ばれる資格はないわ!!!ぐあああぁっっっ!!!!ハァ、ハァ、ウアアアッッッ!!!!・・・・・・・」
あれからめぐみはライブスーツを着用したまま頭脳獣達と戦わされて無残に敗北し、犯されたり、ビアスの実験に被検体として酷い目に合っていた。そして我が身から生まれた頭脳獣の赤子は毎日、欠かさず母乳を授けてしっかりと成長し、今ではめぐみよりも大きくなっていた。その間、望まない子育てをしていためぐみは余りの境地に耐えきれず、精神崩壊してしまうこともあった。
めぐみにとっては壊れてしまったほうがどんなに楽だっただろうか・・・・ビアスはライブマン時のめぐみの精神をバックアップしており、冷静で聡明な愛の為に戦う気高い戦士の状態に直ぐに修正された。
「ひいっっ!!いややっっ!!!す、吸わないでぇぇ!!!また出ちゃうわ!!!!ああっっ・・・・・」
一ヶ月の間にめぐみは二度も妊娠、出産をして新たな命が二体も生まれていた。赤子はめぐみの乳首に吸い付くと勢いよく、しゃぶり始めた。乳首から溢れる母乳は最大の栄養であり、己が成長するため、一心に吸い続ける。一度吸い付けば、十時間以上は離れることはない。めぐみの母乳は常に肥大してふやけており、質の良い母乳が常に出るようになっていた。
「フフッ、ママはボクの弟たちにおっぱい吸われて感じているんだね!その上、息子に犯されて感じているなんて変態を通り越した淫乱なメスだね!」
めぐみの股で腰をグラインドしているのは一ヶ月前に出産した赤子だった。あの赤子だった頭脳獣は一ヶ月するとめぐみよりも大きくなり、人間でいう大人の大きさになっていた。生殖機能も備えており、中に挿入されたペニスは人間のモノよりも遥かに大きかった。それでもまだ成長過程というのだから、もし成長しきったモノを挿入されたならば壊れてしまうだろう。ズノーベースの殆どの者がその時が来るのを楽しみに待っていた。
「フフッ、めぐみの中から産まれた頭脳獣は無事に育っているようだな。母乳の出も良く、めぐみの顔色も悪くない。これも偉大なる神を超越した私の作り出した科学があるからこそだ!!今や地球は私が支配している。私は宇宙の支配者になるのだ。これからもめぐみには新生ボルト軍の為に奴隷となり働いてもらおう!」
ビアスは別の部屋から足を組み、モニターに映るめぐみを眺めていた。モニター越しに映るめぐみの姿はブルードルフィンだったライブスーツを着用しながらも素顔を晒され、凌辱されていた。苦痛で顔が歪み、悲痛な叫びを上げるみぐみを眺めながらビアスは極上のワインを片手に楽しんでいた。
今や武装頭脳軍ボルトに楯突く者はいなくなった。ブルードルフィンこと岬めぐみはずっと若い姿のままでボルトの母となり、永遠の時を過ごし、ボルトの歴史に名を刻むのだった。
武装頭脳軍ボルトの幹部、ドクター・ケンプは自らの脳を大教授ビアスに捧げた。そして十二個の千点頭脳を揃えたビアスはギガブレインウェーブを発生させて地球上の全人類を奴隷化することに成功した。
「クククッ・・・・小賢しいライブマンも今の私には取るに足らない存在だ。小賢しい邪魔者は取るに足らん。やはり世界は世界は優秀な天才が支配すべきなのだ!そういえばライブマンの中にも一人だけ優秀な女がいたな。武装頭脳軍ボルトの繁栄という大役をあの女にやらせるとしよう・・・・クククッ、ハハハハッッッ!!!」
宇宙空間に浮かぶ武装頭脳軍ボルトの本拠地、ヅノーベースでは大教授ビアスの狂気に満ちた笑い声が何時までも響いていた。
(ううっ・・・・ここは?どこなの・・・・・・)
ライブマンの一員、紅一点の岬めぐみは失っていた意識を取り戻した。先ほどまでライブスーツを纏い、兵士ジンマーと戦っていた記憶は残っているのだが、それ以降の記憶は思い出せなかった。手足を動かそうにも鎖で拘束され、宙吊りにされているために鎖は振り解けず、どうすることも出来なかった。更にめぐみの考えに引っかかったのは何故かメットだけが破壊され、素顔を晒していることだった。
「ようやくお目覚めかな?ブルードルフィン、岬めぐみよ」
「あ、あなたが・・・・・大教授・・・・ビアス・・・・・・・」
武装頭脳軍ボルトの首領、大教授ビアスと対峙するのは初めてだった。嘗て世界中の天才を集めた大学、科学アカデミアで志を共に目指した仲間であるケンプ達をスカウトし、地球の最先端を超えた研究施設と知識を与えた張本人。
科学アカデミアの卒業式の日、遂に発射されたスペースアカデミア号をボフラー戦闘機が襲い撃墜させ、そのまま全島を爆撃して全てを破壊していった。それを裏で手引きしていたのが大教授ビアス。武装頭脳軍の首領であり、友の亡き者にし、人生まで狂わせた元凶を目の前にめぐみは怒りを抑えられなくなる。
「ビアス!貴方のせいで何百、何千もの尊い命が失われたのよ!貴方だけは許さない。絶対に許さないわ!」
普段は冷静なめぐみもビアスを目の前にしては今までの怒りを抑えることはできなかった。めぐみはまだまだ治まりはしないが、心の叫びをビアスにぶつける。だがビアスは余裕の笑みを浮かべ、ブルードルフィンのスーツを纏っためぐみを眺めていた。
「それがどうした?下等な人間など不必要。世界は優秀な天才が支配すべき・・・・・それは神である私が決めることだ。めぐみ、貴様もギガブレインウェーブの凄さを体感しただろう。貴様など何時でも私の支配下に置くことができるのだ!」
「ふざけないで!!私はあなたみたいな命の尊さを分からない者なんかが支配になれるわけないわ!」
めぐみの怒りが頂点に達したとき、手足を拘束していた鎖を引きちぎり、めぐみは自由の身となった。すかさず光線銃、ライブラスターを手に取り、ビアス目掛けて引き金を引くと光線はビアスに直撃した。
「フフッ、君たちの研究し、開発した武器はその程度の物なのかね?」
「そ、そんな・・・・ライブラスターはすべて命中したのに・・・・・・きゃああっっ!!」
ビアスが前に掌を突き出すとめぐみは体を動かせなくなり、そのまま宙へと浮いてしまう。
「君はもう少し頭の良い子だと思っていたのだが・・・・・少しばかし格の違いを知らしめる必要があるようだね」
前に突き出されたビアスの掌からはソフトボールくらいの青白く光る弾が創られており、その弾はめぐみに当てられた。その瞬間、体に電流が流れ、肌を突き刺すような鋭い爆発が起こる。
「!!!うあああっっっ!!ぐあああぁっっ!!!」
(そんな・・・・私達が研究を重ねに重ねたライブスーツが・・・・・いとも簡単に破れるなんて・・・・・・・)
今まで熾烈な戦いの中でもめぐみを守ってくれたライブスーツは腹部と右肩に攻撃を受けただけなのに表面を焼かれ、火花を散らしながら小さな爆発を起こし、エネルギーが弾けた後の爆発により、スーツは破けてしまう。めぐみの体に感じた鋭い痛みとともにライブスーツは破損し、中から無数のコードが飛び出ていた。
「天才である私の前ではそのようなスーツ、お飯事に過ぎん。岬めぐみ、貴様とは敵であるが我が弟子たちの作戦を突き止め、打ち破ったという報告も数々聞いた。貴様は下等で愚かな人間ではなく、支配する側の人間だ。その価値、神である私が認めよう。岬めぐみ、貴様には頭脳獣の子を孕んでもらおう!」
「!!!!なっ!、、ふざけないでっ!!!!」
めぐみは血相を変え、鋭い視線でビアスを睨み、怒鳴りつける。
「クククッ、お前は私に従うしかない。お前が拒否すれば地球に住んでいる愚かな人間を一人残らず、抹殺してやろう。その中に含まれるライブマン、お前の仲間たちは特に残虐な方法で嬲り殺し、晒し者にしてやろう!」
「いややっっ!!!やっ、やめてぇぇ!!!そんなこと・・・・・そんなこと、もうやめて・・・・・・」
ビアスの言葉にめぐみは今までとは違う泣きそうな声を上げた。武装頭脳軍ボルトから地球を守るため、必死に戦ってきたブルードルフィンこと岬めぐみ。人が死ぬことだけはそう簡単に受け止められるほど、強くできてはいなかった。それでも戦士の使命として自分の感情を押し殺し、必死に戦ってきためぐみ。しかしギガブレインウェーブを完成させ、実際一戦交えためぐみはビアスとの力の差を知った。
(私一人で・・・・皆が救われるなら・・・・・・)
これ以上は無駄な死は避けたい。それがめぐみの答えだった。ギガブレインウェーブを完成させたビアスは岬めぐみを巻き込み、次の計画へと動き始める。
「ぅぁぁ・・・・・」
めぐみは別の部屋へ連れて行かれ、鉄製のベッドの上で寝かされていた。ベッドの四隅の端から伸びる鎖に手首足首を拘束されており、先ほどの鎖よりも頑丈なものだった。自分の守るべき人類が抹殺されるのを守るため、自らの意思でビアスの計画に従っためぐみだが、己の信念だけは曲げず、ビアスの考えには悉く否定したが、考えを否定すればするほどにビアスからの制裁が下された。電磁鞭で体中を打たれ、熱や電流で焼かれる。レーザーガンで体中を打ち抜かれたりとブルードルフィンは無抵抗のまま、攻撃を受け続けた。
自慢のライブスーツはいたるところが熱や電流に焼かれ、黒く焦げて変色したまま所々が破れ、破損していた。攻撃が止んだ今でも時折、内部のコードが断絶し、小さな爆発が起こり、火花を散らしながら壊れていく。胸に描かれているモチーフの海豚は黒く焦げて見えなくなり、スカート部分も破られ、足の白いスーツは特に太股の部分が黒く変色し、破損していた。強化スーツを破壊していく責めを受け続けためぐみは次第に言葉数が少なくなり、抗う意思は少しずつ削がれていった。
「フフッ、大人しくなったようだな。では計画を進めようではないか!」
ライブスーツが守っていたにもかかわらず、体にダメージを負っためぐみは視点が定まっておらず、他方を彷徨っていた。ビアスがリモコンのスイッチを押すとめぐみの目の前に長い注射針を持った機械が移動してきた。さすがに気付いためぐみの眼は大きく開かれる。
「い、いややっっ!!!や、やめてぇぇ!!・・・・・うっ!!ぐああああっっっっ!!!!!」
一般的のものよりも大きな注射の針。長さが一メートルくらいもある針はめぐみのライブスーツの股間部分に突き刺さり、奥へと侵入していく。
「い、痛いいいっっ!!!ビアス、やめてぇぇ!!やめ!!!うぎゃああああああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
凶悪な注射針は止まることなくめぐみの奥へと深く突き刺さっていく。肉壁を突き破り、細胞までも破壊される激痛に神経は過敏に反応し、激痛となってめぐみに襲い掛かる。
(そろそろ子宮に達したころだな・・・・・・・)
ビアスは眼鏡をかけ、めぐみの子宮に注射針が達しているのを確認するとスイッチを停止させる。体内を突き刺しながら奥へと侵入していた凶器の針はやっと止まった。めぐみは一時の安堵に呼吸を整える。
「研究を重ね、凝縮された頭脳獣の子種をお前の胎内に入れてやろう!」
「・・・・いやあああっっっ!!!!」
注射針を通じ、生暖かい液体が胎に注がれていく。めぐみは首を左右に振り、拒むが無情にも精子が凝縮された液体は母体へと注がれていく。
(いややっっ!!私、、本当に頭脳獣の子を・・・・まだ好きな人にも捧げたこともないのに・・・・・そんな、、、頭脳獣の子を孕むなんて・・・・い、いやよ、、、いやあああっっ!!!)
めぐみの胎内に注がれた頭脳獣の精子。仰向けに寝ている上には怪しげな機械が出現する。
「クククッ、この機械はお前の胎内にある新たな命に息吹を与える機械。人間の赤子は十月十日を経て誕生するが、この機械を使用すればおよそ十時間でこの世に生まれ来ることができるのだ!!どうだ!科学の力は素晴らしい!!岬めぐみよ、私の子を孕む第一の実験体になれるのだ!光栄に思うがいい!!ハハハハッッッ!!!!」
「いややっっ!!!本当に頭脳獣の子を生むなんて・・・・・お願いッッ!!それだけはやめてぇぇ!!!」
部屋の中では狂喜と悲鳴の相反する二重奏が奏でられていた。ビアスがスイッチを押すと部屋には機械音が響きだす。目には見えないが、マイクロ波のような電磁波がめぐみに向かって放射され始める。
(ひいいっっっ!!!お腹の中が流動しているわ・・・・・・)
宿敵である武装頭脳軍ボルトに捕らわれ、人類を救うために自ら頭脳獣の子を孕むと決意しためぐみだが、それは現実味を帯びていくにつれ、恐怖へと変わっていった。
あれから四時間以上、めぐみは電磁波を受け続けていた。部屋からはビアスは姿を消し、めぐみの声と機械音が響いているだけだった。めぐみの胎内に存在する新たなる生命は着実に育っていた。傍から見ても膨らみが判るほどにお腹は丸みを帯びていた。
(ハァ・・・ハァ・・・き、気持ち・・・・悪いわ・・・・うええっっ・・・・・)
めぐみは確かに妊娠していた。十月十日でいえば妊娠三、四ヶ月の時期。悪阻がピークを迎える時期であり、吐き気や胸やけに苦しむ時だった。めぐみが弱り果てて死なないように口にはチューブが通され、強制的に栄養を取らされるようになっていた。
悪阻による怠さ。気持ち悪さに加えて高熱をだしており、体調は最悪だった。しかしそれは刻一刻と自分の中で新たなる命が育っている確かな証拠だった。
更に四時間が経過する。時間の経過する途中では新たなる器具がめぐみの胸に取り付けられていた。乳房の乳頭には注射針が刺されており、そこから怪しく光るエネルギーが注入されていた。十月十日で言えば妊娠八ヶ月くらいに当たり、乳房も張りが出てきて一回り大きくなっていた。胎内からは新しい命の胎動が感じ取れる。
(ひいいっっ!!!また・・・・私の中で・・・・動いているわ・・・・・)
めぐみは一時間前くらいから胎動を感じていた。最初は僅かに感じ取れるものだったが、時間が経つにつれて胎動が強くなり、胎児の成長がより実感できるようになった。
やがて電磁波を受け始めてから九時間を超えたとき、部屋にビアスも戻っており、めぐみの様子を眺めていた。
(ハァ、、ハァッ・・ハァ・・・く、苦しい・・・・・腰が・・・・股が、、痛いわ・・・・・)
僅かに動かせる首を上げると改めて大きくなっている自分のお腹を見てめぐみは愕然とする。もはや避けることのできない妊娠という事実。この胎内にいる胎児が生まれてくるのも時間の問題だった。
「クククッ、しっかりと根付いたようだな。出産はお前次第だ。お前が失敗すれば全人類が抹殺されることを忘れるなよ!」
ビアスはめぐみの膨れている腹を触りながら、めぐみに釘を刺す。めぐみは隙あらばこの胎児ごと自ら命を絶とうとも考えていたが、愛の為に戦う戦士には全人類を見捨てることなどできるはずがなかった。まだうら若い十代の娘だが、母性本能が溢れる優しい戦士であった。
(ううっっ!!!ぐぅぅっ!!!)
突如、下腹部に襲い掛かる鈍痛。九時間を周ったころからたびたび感じるようになる子宮収縮。痛みの強さや間隔がバラバラで、しばらくすると直ぐに治まっていく。しかしまた直ぐに膀胱、下腹部への圧迫。脚の付け根や恥骨に痛みが襲い掛かる。ビアスはめぐみの口に通されているチューブを引き抜くとめぐみの口からは呻き声が漏れ出す。
「うああぁぁっっ!・・・・い、痛い・・・・ぐああぁぁぁ・・・・・」
常に襲い掛かる下腹部の鈍痛は絶えずめぐみを責め立てる。同時にそれは新たなる生命誕生の鼓動でもあった。痛みが少し和らぐと呼吸を整えて、残りの痛みを緩和しようと努める。子宮収縮は思いのほか、めぐみの体力を奪っていった。
そんな鈍痛が一時間くらい続いた後、ついに胎内の子が外へ出ようと動きが活発になり始める。同時にめぐみは今までに感じたことのない痛みが下腹部から全身に駆け巡る。
「うああーーーぁぁっっ!!!・・・・・・」
突然の痛みにめぐみは声を荒げてしまう。隣にはビアスが近づいてきてめぐみの張っている腹を触り、確認している。ビアスがめぐみの胎を力を入れて押すとめぐみは眉間に皺を寄せ、苦しそうに呻き声を上げる。大きく脹らんだめぐみの腹。そこから頭脳獣が誕生しようとしていた。
「うあああっっ!!!ぐあああぁぁぁっっっ!!!!!、、ぐぅぅ・・・い、痛いっ!!ああああっっっ!!!!」
今までの痛みとは異なり、痛みは徐々に強くなり、引く気配が一切なかった。
「は!うぐうぅぅ!!!!ぐっ!!ぐあああぁぁぁ!!・・・・・」
ライブスーツの白い股間部分には出血が見られ、赤く染めている。それまでベッドの隅に固定されていた足はM字開脚の格好で固定され、分娩室のような状態になった。
「はぁぁぁ!・・・ぐぁぁっ・・・・・・うぐぅぅ!!・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」
めぐみは自分が覚えている出産時の適切な措置を自分に実行していた。呼吸を整え、時折下腹部に力を入れて頭脳獣の赤子を外へ押し出そうとする。
「ハァッ、ハァッ、フゥ~・・・・・うがああああぁぁぁっっ!!!!!」
(い、痛い・・・お腹がぁ、、破れて・・・このまま下腹部が引き裂かれてしまいそうだわ・!!ぐあああぁぁぁ!!!・・・)
知識で得た情報と実際の体験とではまるで違い、めぐみは激痛のあまり、呼吸法など実践できなかった。股間からは出血でライブスーツは赤く染まり、更に破水が起こり、鉄製のベッドの上には羊水の水たまりを作る。絶えずめぐみを襲う陣痛。今までの痛みとは比にならない激痛が最後にめぐみに襲い掛かろうとしていた。
「ぐがあああぁぁぁぁ!!!!!うぎゃああああぁぁぁっっ!!!!!ハ、ハァ、ハァ!!!うがあああぁぁっっ!!!!」
めぐみの胎の中で頭脳獣が激しく暴れまわっている。外に出ようと子宮口から産道へと出ようとしている。それはめぐみには耐え難い激痛であり、腹部が裂けてしまいそうな激痛が絶えず襲いかかる。眉間に皺を寄せ、全身に脂汗を浮かべながらも必死に出産に立ち向かう。そうもしなければこの激痛に耐えきれず、自らも命を落としてしまうとめぐみは感じた。
「うああぅぅ・・・・ぁぁ・・・・うぐぅぅ!!!ぐあああぁぁ・・・・ぁぁ・・・・・・・・・」
激しく襲い掛かる陣痛に耐えきれず、めぐみは失神してしまう。口からはだらしなく涎が垂れ、泡を吹いていた。ずっとこのまま失神したままのほうがめぐみにしてみればどんなに楽であっただろうか。早く生まれたがっている頭脳獣は産道に入ると無理矢理に出ようと暴れ回る。
「うががああぁぁぁ!!!!!!はぁ、はぁ、ぁぁ・・・・・・うあ、、がぁぁ!!!!」
頭脳獣が暴れるとめぐみは強制的に意識を覚醒させられ、再び激痛と戦わなければならない。その後も激痛のあまり、意識が飛んでしまうことが何度もあった。
「ふふ、素晴らしい!頭脳武装軍新生ボルトが今このときに産声を上げようとしている!さあ、岬めぐみ。もう少しでお前の子が生まれるぞ!フハハハッッ!!!」
「いぎゃああああっっっ!!!!!ぐああああぁぁっっ!!!!!ひいいぃぃ!!・・・・んぎゃあああぁぁ!!・・・・・・」
出血で赤く染まり、耐久力をほぼ失っているライブスーツは破られ、めぐみの股間からは頭脳獣の頭が見え出した。それは人間の赤子のように可愛いものではなく、気色悪い宇宙生物のような形状だった。もし頭脳獣の赤子をめぐみが見たらその場で卒倒してしまうだろう醜い化け物だった。それでもビアスは新生ボルトの第一歩という素晴らしきこの時を喜びに狂っていた。
「うががーーぁぁぁっっ!!!!お、お腹が裂け!!ぎゃあああぁぁぅぅぅ!!!!!ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・ウギィイイ
ィィィィ!!!!!!」
股が張り裂けるような激痛がめぐみを苦しめる。膣に風船を入れられ、無理矢理に拡げられ、下腹部を圧迫されるような責めに断末魔の悲鳴を上げる。
(い、痛いぃぃ・・・・くる・・しい・・・・もうダメだわ・・・・こんなのが続いたら・・・・私・・・・本当に・・・・・・死んで・・・しまうわ・・・・)
「うぎぃぃいいいいぃぃぃ!!!!!!はぁぁっ!!!うががぁぁぁっっ!!!・・・・」
めぐみの膣が限界まで押し拡がると頭脳獣の体までが出てくる。半狂乱になりながら頭脳獣を産むめぐみ。まだ誰とも性交をしたこもなく、キスすらしたことのないめぐみだったが、ビアスの装置により出産を強いられる。
「うがああぁぁぁ!!!!!はぁっ、はうぅぅ!!!んがあああぁぁぁっっっ!!!!!!」
めぐみの最後の力みとともに頭脳獣は無事に産み落とされた。出血と透明の粘膜に包まれた赤子と呼ぶには程遠い頭脳獣の化け物がめぐみの股に蠢いている。それでもめぐみと頭脳獣の胎児は臍帯で繋がれていた。
(ハァ・・・ハァ・・・・ぅぁぁ・・・・・ハァ・・・・・ぁぁ・・・・・・)
出産を終えためぐみは疲労困憊でベッドの上でぐったりとしていた。焦点が定まっておらず、死んだ目はどこを見ているのか分からない。そんなめぐみにビアスは生まれてきた頭脳獣を抱き上げ、めぐみの前に連れてくる。
「ククッッ、喜べ、岬めぐみ。お前の胎内から無事に生まれてきた頭脳獣だ!どうだ?愛しくてたまらないだろう!」
「・・・・・ぁぁぁ・・・ひぃっ!!い、いやあああーーーーーっっっッッ・・・・・・・・」
めぐみは自分が産んだ頭脳獣を見た瞬間、悲鳴を上げて失神してしまう。それは赤ちゃんの顔をしているが、芋虫のような気持ち悪い姿をしており、あんな醜悪な化け物が自分の胎内にいたと思うと気持ち悪さに耐えきれなかった。
「どうやらお前の母は喜びのあまり、気を失ってしまったようだな・・・・時間はたっぷりとある。岬めぐみ、頭脳獣をしっかりと育ててもらうぞ!」
ビアスはめぐみのライブスーツの胸の部分を破ると形の良い綺麗な乳房が露わになる。その場所に頭脳獣を置くと母の母乳を求める本能が働いたのか、めぐみの乳房に吸い付く。
「ん・・・・ぁっっ・・・・・・んっっ!!!いややっっ!!!胸がっっ!!!うああっっ、、す、吸わないでぇ!!!!あっっ!!!ど、どうして・・・・出ちゃうぅ!!!いややっっ!!!!!」
めぐみの胎内から生まれた頭脳獣の赤子はまだ生えそろってない口で乳首を吸い始める。先ほどビアスの手によって乳房に針を突き立てられ、エネルギーを送られためぐみの乳房からは母乳が溢れだしていた。そのことにめぐみはパニックになるが、そんなことも関係なしに赤子は自分が育つ栄養源を吸い続けた。
「私の考えた科学は最高だ。めぐみ、今、貴様がそれを証明している。ボルトの新たなる一歩に携われたことを光栄に思うがいい!!ハハハハッッッ!!!!!」
部屋にはめぐみの悲痛な叫び、ビアスの笑いが何時までも響くのだった。
あれから一ヶ月が過ぎようとしていた。ライブマン達もコロンを中心とし、策略を練っていたが、ビアスの逆鱗に触れたコロンはギガブレインウェーブを浴びたライブマンの男戦士四人にボロボロに破壊されてしまった。
ブルードルフィンこと、岬めぐみもずっとズノーベースに囚われたまま、変わらぬ日々を過ごしていた。
「ひぎいいいっっっ!!!!や、やめてぇぇ!!!痛いっ、、ぐあああぁぁっっ!!!!」
「クククッッ、ママのアソコ、最高に気持ちがいいよ!他の頭脳獣に犯されたり、ビアス様の実験用モルモットにされて疲弊した時もボクがママをこうやってたっぷりと愛してあげるからね!」
「いややっっ!!!は、離れてぇぇ!!!それに貴方にママと呼ばれる資格はないわ!!!ぐあああぁっっっ!!!!ハァ、ハァ、ウアアアッッッ!!!!・・・・・・・」
あれからめぐみはライブスーツを着用したまま頭脳獣達と戦わされて無残に敗北し、犯されたり、ビアスの実験に被検体として酷い目に合っていた。そして我が身から生まれた頭脳獣の赤子は毎日、欠かさず母乳を授けてしっかりと成長し、今ではめぐみよりも大きくなっていた。その間、望まない子育てをしていためぐみは余りの境地に耐えきれず、精神崩壊してしまうこともあった。
めぐみにとっては壊れてしまったほうがどんなに楽だっただろうか・・・・ビアスはライブマン時のめぐみの精神をバックアップしており、冷静で聡明な愛の為に戦う気高い戦士の状態に直ぐに修正された。
「ひいっっ!!いややっっ!!!す、吸わないでぇぇ!!!また出ちゃうわ!!!!ああっっ・・・・・」
一ヶ月の間にめぐみは二度も妊娠、出産をして新たな命が二体も生まれていた。赤子はめぐみの乳首に吸い付くと勢いよく、しゃぶり始めた。乳首から溢れる母乳は最大の栄養であり、己が成長するため、一心に吸い続ける。一度吸い付けば、十時間以上は離れることはない。めぐみの母乳は常に肥大してふやけており、質の良い母乳が常に出るようになっていた。
「フフッ、ママはボクの弟たちにおっぱい吸われて感じているんだね!その上、息子に犯されて感じているなんて変態を通り越した淫乱なメスだね!」
めぐみの股で腰をグラインドしているのは一ヶ月前に出産した赤子だった。あの赤子だった頭脳獣は一ヶ月するとめぐみよりも大きくなり、人間でいう大人の大きさになっていた。生殖機能も備えており、中に挿入されたペニスは人間のモノよりも遥かに大きかった。それでもまだ成長過程というのだから、もし成長しきったモノを挿入されたならば壊れてしまうだろう。ズノーベースの殆どの者がその時が来るのを楽しみに待っていた。
「フフッ、めぐみの中から産まれた頭脳獣は無事に育っているようだな。母乳の出も良く、めぐみの顔色も悪くない。これも偉大なる神を超越した私の作り出した科学があるからこそだ!!今や地球は私が支配している。私は宇宙の支配者になるのだ。これからもめぐみには新生ボルト軍の為に奴隷となり働いてもらおう!」
ビアスは別の部屋から足を組み、モニターに映るめぐみを眺めていた。モニター越しに映るめぐみの姿はブルードルフィンだったライブスーツを着用しながらも素顔を晒され、凌辱されていた。苦痛で顔が歪み、悲痛な叫びを上げるみぐみを眺めながらビアスは極上のワインを片手に楽しんでいた。
今や武装頭脳軍ボルトに楯突く者はいなくなった。ブルードルフィンこと岬めぐみはずっと若い姿のままでボルトの母となり、永遠の時を過ごし、ボルトの歴史に名を刻むのだった。
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No title
ありがとうございます。やはり妊娠→出産は興奮しますね。他に見たい物と言えば
① チェンジマンの2人 妊娠物
② レジェンド大戦敗北編 ブルーヒロイン4人がゴーミン量産奴隷にされる
が見てみたいですね。①だったら今回の話と同じ順序にしてほしいですが
全裸で出産→授乳→やけくそ的な展開、②はレジェンド大戦の敗北の話を
戦闘→4人気絶→奴隷宣言→レイプ→妊娠→出産→それぞれの戦隊の元に戻る→実は快感と性欲を覚え敵のスパイとして戻っていて男達を殺す→アコと麗の場合はアコは香を麗は芳香と深雪を気絶させて連れて行く→快楽を覚えた臨月の体(全裸)でレズプレイ→また出産→母胎の安全の為に水槽の中に裸で健康管理をされている4人で終わり 的な②は白とかの続編とか出来ればしてほしいです。
① チェンジマンの2人 妊娠物
② レジェンド大戦敗北編 ブルーヒロイン4人がゴーミン量産奴隷にされる
が見てみたいですね。①だったら今回の話と同じ順序にしてほしいですが
全裸で出産→授乳→やけくそ的な展開、②はレジェンド大戦の敗北の話を
戦闘→4人気絶→奴隷宣言→レイプ→妊娠→出産→それぞれの戦隊の元に戻る→実は快感と性欲を覚え敵のスパイとして戻っていて男達を殺す→アコと麗の場合はアコは香を麗は芳香と深雪を気絶させて連れて行く→快楽を覚えた臨月の体(全裸)でレズプレイ→また出産→母胎の安全の為に水槽の中に裸で健康管理をされている4人で終わり 的な②は白とかの続編とか出来ればしてほしいです。
Re: No title
> 読んで下さり、ありがとうございます。
①のほうはチェンジマンのストーリーの方を絡めて書けそうです。②のほうは今はゴーカイジャーを観ていないので宇宙帝国ザンギャックのキャラクターの性格、口調などがわからない部分があります。
しかしレジェンド大戦という話のおかげで自分の好きなヒロインをチョイスしたりとか楽になりました。リクエストされた話も面白そうなので時間はかかりそうですが、是非チャレンジしてみたいです!!
No title
こんにちわ。綺羅と申します。
とても丁寧に設定を拾っていて、感服しました。
ヒロインの健気さ、敵の強大さ。どちらも上手に描いていて読み応えがありました。
わたし自身はボウケンピンクが好きなのですが、洗脳で見世物にされるなど
の展開が読んでみたいです。お時間があれば一考をお願いします。
とても丁寧に設定を拾っていて、感服しました。
ヒロインの健気さ、敵の強大さ。どちらも上手に描いていて読み応えがありました。
わたし自身はボウケンピンクが好きなのですが、洗脳で見世物にされるなど
の展開が読んでみたいです。お時間があれば一考をお願いします。
Re: No title
初めまして、綺羅さん。
稚拙な文章力ながらも私の屈折したヒロインへの想いを感じて下さり、その上感想までありがとうございます。
冒険桃姐さんは戦隊ヒロイン屈指の良い素材ですね!冷静沈着、生真面目、ポーカーフェイスの彼女が洗脳で見世物にされるとは実にぴったりなシチュエーションだと思います。
気まぐれな管理人で更新ペースが遅く時間はかかってしまうと思いますが、冒険桃姐さんの素材を活かし、美味しく書けるよう、努めていきます。
稚拙な文章力ながらも私の屈折したヒロインへの想いを感じて下さり、その上感想までありがとうございます。
冒険桃姐さんは戦隊ヒロイン屈指の良い素材ですね!冷静沈着、生真面目、ポーカーフェイスの彼女が洗脳で見世物にされるとは実にぴったりなシチュエーションだと思います。
気まぐれな管理人で更新ペースが遅く時間はかかってしまうと思いますが、冒険桃姐さんの素材を活かし、美味しく書けるよう、努めていきます。
No title
お返事いただきありがとうございます。
なかなか理解されがたい嗜好ですが、いいものはいいんだと思います。
屈折万歳です。
>冒険桃姐さんの素材を活かし、美味しく書けるよう、努めていきます。
頼もしいお言葉、本当に嬉しいです。
仰る通り、精神力の強さが彼女の魅力。洗脳過程がねちっこく描けそうです。
楽しみに首を長~くして待ってますね。
なかなか理解されがたい嗜好ですが、いいものはいいんだと思います。
屈折万歳です。
>冒険桃姐さんの素材を活かし、美味しく書けるよう、努めていきます。
頼もしいお言葉、本当に嬉しいです。
仰る通り、精神力の強さが彼女の魅力。洗脳過程がねちっこく描けそうです。
楽しみに首を長~くして待ってますね。